知ってた?隠れ炎症の予防ポイント8つは、自粛中の免疫力アップにも効果的だった!
数年前より、ちらほら美容業界で耳にするキーワードである「隠れ炎症」。いち早く隠れ炎症の危険性に着目し、2016年1月に杏林大学とともに「隠れ炎症を考える会」を発足した美容家の鈴木絢子さんから、当時隠れ炎症を予防・改善できるポイントを8つうかがっていました。
個人的なことですが、ちょうど最近春の肌あれに悩んでいたためこれらの予防ポイントを改めて見直していたら、2020年の今も免疫力を高めるために実践できるものばかり! 新型肺炎でのステイホームが長引く今こそ、おうち時間で体調管理を見つめ直して、自分の美と健康を大切に過ごしていきませんか?
和食を中心とした、バランスの良い食事を習慣づける
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油っこいものや甘いものの摂り過ぎは、「隠れ炎症」を招きます。和食の食事スタイル「一汁三菜」をお手本に、主食・主菜・副菜・汁物をバランスよく摂るよう心がけましょう。
素材を活かした旬の食べ物をしっかり摂る
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ジャンクフードや便利な加工食品に含まれる添加物の過剰摂取は、カラダの炎症を招きます。できるだけ天然の食べ物を中心とする食事を心がけましょう。
特に、旬の食材にはたんぱく質・脂質・糖質(炭水化物)といった3大栄養素のほか、ビタミンやミネラル、抗酸化成分など、生体機能を調整する栄養素が豊富に含まれています。新鮮な旬の食べ物をしっかりいただくようにしましょう。
オメガ3などの良質な油を摂る
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亜麻仁油やシソ油といった希少な天然植物油や、青魚に多く含まれるDHAやEPAなどといった「オメガ3系の油」には、細胞の酸化や炎症を抑える働きがあることがわかっています。そこで、新鮮な生の青魚をしっかり食べるなど、オメガ3系の油を食生活に取りいれていきましょう。
食事は腹八分を心がける
極端なダイエットや、ダイエットとリバウンドの繰り返しは、肥満や代謝低下の原因となるだけでなく、ホルモンや自律神経のバランスを乱し、さらなる炎症につながります。日頃から腹八分の生活を心がけましょう。
座りっぱなしの生活から脱する
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時々激しい運動やスポーツなどをする人より、日常的な運動量が多い人のほうが生活習慣病のリスクが低いことがわかっています。「座りっぱなし」の時間を少しでも減らすようにして、こまめに動くことや、できるだけ歩くように心がけましょう。
少しキツイと感じるメニューで筋トレする
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筋肉量は20代がピークで、30代以降は加齢とともに減少していきます。すると、一見スリムな人でも筋肉量が減少して脂肪に置き換わっていき、糖化や炎症のリスクが高まります。全身の筋肉の7割は下半身にあるので、ゆっくりスクワットをするなどして、効率よく下半身の筋肉を増強しましょう。
良質な睡眠をとって、前向きに過ごす
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良質な睡眠の鍵を握っているのは、睡眠を司るホルモン=メラトニンです。メラトニンは網膜で明るい光をキャッチすると分泌量が減り、夜暗くなると活発に分泌されます。ところが、夜も昼間のような明るい環境で過ごしたり、スマホやパソコンの明るい画面を見て過ごすと、メラトニンが十分に分泌されず、体内時計が狂って睡眠障害やうつ、生活習慣病などの原因になることがわかっています。
就寝前1〜2時間はスマホやパソコンの画面を見るのをさけ、できるだけ暗く静かな環境で過ごすよう心がけましょう。
スキンケアの刺激は最小限にとどめる
間違ったスキンケアによる物理的刺激は、紫外線や活性酸素に勝るとも劣らない炎症ストレスを肌に与えます。「こする」「たたく」「引っ張る」といった刺激は最小限に抑えましょう。
まずは、顔を洗ったり拭いたりするときにゴシゴシこすらないことが大切です。お手入れの際にコットンでポンポンたたいたり、強いマッサージは避けてくださいね。また、肌のコンディションは年齢とともに変化し続けていきます。「長く使っているから」といって、合わない化粧品を使い続けることのないよう、注意することが大切です。
いかがでしたか? 隠れ炎症は自分ではなかなかコントロールできないものと思われがちですが、日々の生活習慣を大切にすることで、隠れ炎症を起こしにくい身体に変えていくことができますよ。
世界中で先の見えにくい2020年の今こそ、自粛期間に免疫力を高めてパワーを蓄えておくのが得策ですね。
<取材協力>
鈴木絢子(すずき・あやこ)・・・美容家・薬事法管理者。学生時代より美容ライターとして活動。大手美容外科・化粧品会社の広報、広告代理店勤務を経て独立、TVや雑誌などのメディアで「内外美容」の大切さを発信している。女性PRマーケティング会社・株式会社ビューズ代表取締役も務める。
<参考>
隠れ炎症を考える会
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