「生乳をジャムに」コロナによるフードロス支援!
「星野リゾート」の取り組みとは?
世界中はもちろん、日本国内でもなかなか思うように旅ができない今、フードロスの問題も深刻化しています。
「リゾナーレ那須」でミルクジャムの製造を開始・提供へ
ホテルや飲食店など外食産業が軒並み休業を余儀なくされている今、行き場を失っているのが、生乳。TVやネットのニュースでも、たびたび目にしますよね。
生乳の生産量は4 月〜6 月にかけてピークを迎えますが、最近では新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の影響により、学校給食や外食産業における牛乳、および乳製品の消費量の低下とフードロスが問題視されています。
そこで今回は、様々な形態のホテルやレストランが人気の「星野リゾート」の取り組みをご紹介!
「星野リゾート リゾナーレ那須」(栃木県・那須町) では「森林ノ牧場(栃木県・那須町)」で今後生じる可能性がある牛乳のフードロスを防ぐために、「ミルクジャム」として製品化することを発表しました!
行き場を失う生乳の廃棄の減少を目指し、現在、安心して旅ができる時期に備えて提供の準備を進めているとのことです。
実施背景は、牛乳は生産量をコントロールできないこと
農林水産省の国内の牛乳・乳製品の需給状況によると、現在、行き場を失った生乳を廃棄せざるを得ない・・という深刻な状況にあります。
それは、乳牛は病気を防ぐため毎日搾乳し続ける必要があり、生乳の生産量を短期的にコントロールできないことが背景にあります。そこで、農林水産省は、日本の牛乳を救う「プラスワンプロジェクト」を 2020 年 4 月 21 日よりスタートしました。
そこで「星野リゾート」はいち早くこの状況化における危機回避に賛同し、協力したいという思いから、本活動を開始させました。栃木県・那須町で運営する日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」では、地域の生産活動を軸とした滞在の提案をしています。
香り・味の良いジャージー牛乳を活用!
「ミルクジャム」に使用する牛乳は、ジャージー牛。ジャージー牛の牛乳は、香り・味が良いのが特徴です。また、搾乳した牛乳を加工することで、長期保存でき、さまざまな用途で活用することができるとか。
気軽に旅に出られるまではまだまだ時間がかかりそうですが、リゾート内での早急な消費を目指す訳ではなく、安心して旅ができる時期に備えて準備を進めているとのことで、ホテルゲストも安心できますよね。
今までも「星のや」、「リゾナーレ」、温泉旅館ブランド「界」など、各地の「星野リゾート」ブランドのホテルには、プライベートでも取材でもたくさんお世話になりました。グルメやアクティビティに地域の魅力を存分に取り入れながらも、モダンで居心地の良い空間が大好きです。このような素敵な取り組みに触れつつ、また泊まりに行ける日を楽しみに・・!
お問い合わせ先:星野リゾート
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