美容でバリ島の女性のQOLを高めたい!女性社長のビジネス奮闘記【インドネシア美容サロン】
現地のサロンを訪れ、交渉とデモンストレーションを重ねる
『Grand~dua 美容プロジェクト』のメンバーは、バリ島滞在中、クタ・スミニャック・サヌールなど、現地の美容サロンで、ネイルやエクステ技術のデモンストレーションを行い、同時に各サロンのオーナーと今後の展開についてミーティングを重ねました。
スミニャックの『The Shampoo Lounge』では、現地のサロンスタッフが食い入るように施術を見ています。
極細のネイルアートブラシの性能や、UVライトにいれて固めるまで何度でも色やデザインを変更できる日本製ジェルの使いやすさなどに驚いていたのが印象的。
これから他の土地にもサロンをオープンするというオーナーのShierley Kovalさんも、「日本の高い技術を取り入れて、お客様にもっと満足してもらいたい」と思いを新たにしていたよう。今回訪れたどのサロンも大変に勉強熱心で、オーナーが自らまつ毛エクステの施術を受けたり、「どうやってオフするの?」など質問が続出したり、デザインの技術だけでなく、オフのスピーディさ、爪やまつ毛を傷めない処方など、日本の高い美容技術に興味津々でした。
地域に寄り添いながら、日本の美容技術を伝えるということ
「“発展途上国”への支援という響きから、ともすると、日本の製品や技術を押し付けることになってしまう。でも、それでは本当の支援にはならない。上から目線ではなく、地域の状況をよく見て、無理のない形で地域に根差していくべきと、スタッフと何度も確認しあっています」 彩さんと愛子さんは語ります。 また、日本の技術者も、実際にデモンストレーションを行い、多くの人に新しい技術を伝えたことで、自信が持てたと満足そう。
ネイリストの長尾友美子さんは、「自分たちが普段当たり前に行っていた技術にこんなに感動してくれる人がいるということに、私たちも感激しました。技術をお見せすることでその場の雰囲気が変わってみんなが笑顔になっていく姿を見てとても嬉しく、自分たちの仕事に誇りが持てました」と語ります。
プロジェクトのスタート時にも視察でバリ島に訪れた彩さんは、こう話します。
「技術がインドネシアにまで届くことがあっても、それはジャカルタまでで、バリ島にまでは届かないことも多いです。しかし、国内で質の高い技術を教えるのは困難なのであれば、日本から専門の技術者を派遣して美容スクールを開設したり、現地の美容サロンで質の高い技術を伝えていくことができます。まだ国内でできることには限界があるからこそ、私たちが現地を訪れる意味があるんです」
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。