「欧米で認められるためにやったこと」メイクアップアーティスト小笠原彩さんのチャレンジ精神

Interview-インタビュー

東京では、美容コンサルとプロデュース事業を展開

――名だたるショーや雑誌などで、メイクを担当されていたのですね! 今は活動のベースを日本に移されたそうですが、どのようなお仕事をなさっているのですか?

4年ほどニューヨークでメイクアップアーティストとして活動してきましたが、2015年の秋より、活動の拠点を東京に移しました。現在は海外での経験を生かし、美容のコンサルティングと美容プロデュースの会社を立ち上げ、セミナー、講演を始め色々な美の発信をしています。 その中の代表的な事業として、日本の美を写真と体験を通して海外に発信するプロジェクトや、東南アジアでの美容の質を上げていく社会貢献事業にも取り組んでいます。

その傍ら、引き続きニューヨークでのお仕事も続けています。 最近では、様々な雑誌インタビューやハリウッドでのテレビ出演などを通して、日本と海外を行き来するようなスタイルで仕事をしています。他にも、多くの方に新しい美を発見して頂けるような美容商品の開発も、大切なお仕事ですね。

自分の軸が安定してこそ、人を幸せにできる。その心は?

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――長く海外で活動されてきた彩さんだからこそ、日本の美しさや素晴らしさが貴重なものとして感じられるのでしょうね。日々、お仕事を行ううえで、心がけていることはどのようなことですか?

焦らないことと、自分を持つことですね。昔はただがむしゃらに、努力をしたり頑張るという意識でしたが、今は自分自身のバランスと軸の安定のために時間の使い方を工夫したり、楽しく幸せに、そして有意義に自分自身を動かせるような仕事の仕方をしています。迷ったときは、そこでどんな幸せが生まれるかな、と考えるようにすると上手くいくことが多いように感じますね。

――彩さんと接していると、今はとても心地よい状態でお仕事ができているというように感じます。やはり海外での経験が、彩さんの考え方に大きな影響があるのでしょうね。

そうですね。私の人生の中で、経験してよかったことは海外でチャレンジしたことです。思えば、幼少の頃から、色々なことに疑問をもつ変な子でした(笑)。「なぜ、みんながしているからって、同じことをしないといけないの?」と無邪気に聞いていたり。何かをすることの意味や理由を知りたい子だったんですね。物の本質を見ようとする力は、そのような変わった所から養えたのかもしれません。 それが、海外でチャレンジしたいという思いにつながったと思いますし、たくさんの経験にも生かされているのかなと感じます。海外で挑戦したいと考えている方は、ぜひ、一歩踏み出していただきたいと思います。反対にしておきたかったことは、企業に入ることですね(笑)。

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